むじかほ新館。 ~音楽彼是雑記~

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A Ghost Of Flare / Soulburner

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A Ghost Of Flare / Soulburner


日本の叙情派ハードコア/メタルコアバンドによる初フルレングス。


結成10年だそうですが、フルレングスの作品としては今作が初の模様。
ちなみに私がまともに聴くのも初めてだったりします。
音楽性として、メタルコアが勿論基盤にありますが、実質幕開けとなるM-2“Soulburner”のギターメロディーを聴いた瞬間に過ったのはメロデスだったり、M-3“Dark Cage”の畳み掛ける絶唱や青白くスパークするメロディーにはHundredthやCounterpartsといった叙情派ニュースクールハードコアを思い出します。
さらに、福音的なコーラスパートやストリングスの効果的な挟み方により、彼ら独特の世界観を繰り広げています。
キャッチーなリフとRise Againstを彷彿させるクリーンな歌メロによるメロディックハードコアをぶちまけるM-4“Eternal Youth”、強靭な演奏と畳み掛ける咆哮が決意表明を叫ぶM-8“S.P.I.T”辺りのアグレッションはかなり強烈。
加えてメロディーにも力を入れており、ギターが舞い踊りながら爆走するM-5“Threnody”、銀盤の美しさがゆっくり昇りながら重たいリフ責めにはまりこんでいくM-9“Lullaby”、青く煌めく叙情が疾走する感情を爆発させて幕を下ろすM-10“繋ぐ詩”に至るまでコンパクトにまとまっています。
初作とは言え、10年分の蓄積と研鑽が伺える力作です。
10曲で30分程度と短い作品ですが、濃厚な味わいに次作も楽しみになりますね。


1. Lost In The Fire
2. Soulburner
3. Dark Cage
4. Eternal Youth
5. Threnody
6. Presage
7. Endless Demice
8. S.P.I.T(feat.RIK from HOTVOX)
9. Lullaby
10. 繋ぐ詩 ★
(2019/Epictive)
Time/32:15